国内初繁殖!シマザメの赤ちゃん展示開始!

「サメの飼育種類数日本一」のアクアワールド・大洗は、サメの仲間「シマザメ」の水槽内での繁殖に日本国内で初めて成功し、1匹の幼魚が誕生しましたので2024年3月28日より展示を開始しました!

今回誕生したシマザメの赤ちゃん
展示開始日2024年3月28日(木)~ 
※状況により、展示の変更および中止となる場合がございます。
展示場所さめっこるーむ(館内5階・カナダカワウソ水槽奥)

 当館は「サメの飼育種類数日本一」の水族館であり、日本初となるシロワニの繁殖をはじめ、サメの繁殖に積極的に取り組んでいます。これまでに27種類のサメで水槽内繁殖に成功しており、なんとそのうち12種類が国内初繁殖です!シマザメは底生性のサメで、生まれてからしばらくは体に白黒の明瞭な縞模様があることから名前がつけられました。この縞模様は、全長30㎝を超えるころから薄くなり、成魚は淡い褐色の体色となります。これまで国内での水槽内繁殖の例はなく、今回の繁殖が日本初となります!

ふ化したばかりの赤ちゃん

2021年12月に搬入したオス2匹とメス2匹の2ペアをバックヤードの水槽で繁殖を目的に飼育していたところ、2023年11月頃に産卵が確認されました。卵を別の水槽で飼育し、2024年3月1日に赤ちゃんが無事にふ化しました。ふ化した赤ちゃんのサイズは約11㎝、性別はオスです。今後も、さらにサメの水族館として、サメ類の展示の充実はもちろん、来館された方に奥深い魅力的なサメの世界を広く深く知っていただけるよう、繁殖や研究に努めてまいります。

シマザメについて

シマザメの成魚

シマザメ
学名 Chiloscllium griseum
英名:Grey Bambooshark 
最大全長:約80cm(性成熟全長:オス約50㎝)
分布:インド洋~西部太平洋 水深5~100mのサンゴ礁や岩礁域に棲息。