サメがすごい。けどサメだけじゃない。アクアワールド・大洗の“新世海”

アクアワールド・大洗 タグライン「さぁ、新世海!」

アクアワールド茨城県大洗水族館(アクアワールド・大洗)は、タグライン「さぁ、新世海!」を掲げ、サメの飼育・研究をはじめ、水族館の新たな可能性を追求し、生き物たちの魅力がより輝く空間を目指して様々なプログラムや展示をお届けしています。

超サメの新世海:サメがすごい。飼育種類数日本一。

「サメの飼育種類数日本一」のアクアワールド・大洗。約60種類のサメを飼育しており、多種多様なサメの生態研究や繁殖に日々取り組んでいます。

シロワニ、レモンザメなど計4種が泳ぐ“サメの海1”水槽
トラフザメ、ネムリブカなど世界各地の多様なサメが集まる“世界のサメ”水槽
ネコザメの仲間たち
シュモクザメの仲間たち

現在、約60種のサメの仲間を飼育していますが、シロワニなど流線形でしなやかに泳ぐ捕食者としての迫力を備えたサメだけではなく、見た目ではサメだと気づかない個性豊かな仲間もたくさんいます。2023年12月には当館初展示となるオオテンジクザメが仲間入りしました。

オオテンジクザメ(3階 “サメの海2” 水槽で展示中)
日本初、世界で5園館目の快挙、シロワニの繁殖に成功

当館では 2002年に開館して以来、「胎生」であるシロワニの繁殖に取り組んできました。2021年6月17日、シロワニの赤ちゃんが誕生。シロワニは絶滅危惧種のサメで、当時海外でも4園館しか実績のない水槽内での繁殖に、国内で初めて成功しました。生まれた赤ちゃんはメスで、誕生時は体長0.9メートル、体重4.3キロでした。現在は、2メートル以上までに成長し、“サメの海1”水槽で悠々と泳ぐ姿を観察することができます。2023年5月11日には、同じ親個体による国内2例目の繁殖に成功しました(同年6月6日死亡)。

日本初の水槽内繁殖個体 シロワニNo.9
シロワニ 展示場所3階 悠久の海ゾーン サメの海1
日本初シマザメの赤ちゃん誕生
シマザメの赤ちゃん

シロワニ以外にもこれまでに27種類のサメで水槽内繁殖に成功し、そのうち12種類が国内初繁殖となっています。2024年3月1日にはシマザメの赤ちゃんが無事ふ化しました。シマザメは底生性のサメで、生まれてからしばらくは、体に白黒の明瞭な縞模様があることから名前がつけられました。この縞模様は、全長30㎝を超えるころから薄くなり、成魚は淡い褐色の体色となります。これまで国内での水槽内繁殖の例はなく、日本初となります。

シマザメ幼魚 展示場所5階 さめっこるーむ(カナダカワウソ水槽奥)
※状況により、生物が変更となる場合がございます。

アクアワールド・大洗だからこそ堪能できる“超サメの新世海”をお楽しみください。

サメだけじゃない。アクアワールド・大洗が魅せる“新世海”の数々。

美しき新世海:くらげ365

水槽周囲の壁面へのプロジェクションマッピングや床面へのライティング演出、季節をイメージした香りの演出とともに、ミズクラゲがゆったりと漂うクラゲ大水槽「くらげ365(さんろくご)」。四季の移ろいとミズクラゲのライフサイクルを巡る時間をお楽しみください。

ライティングとグラフィックで描き出す映像演出

春は『桜の花びらのひらめき』、夏は『夜空に打ちあがる花火』、秋は『美しき月と紅葉』、冬は『オーロラと雪の結晶の煌めき』をテーマに制作されたグラフィック映像の中に各成長段階のミズクラゲが登場し、その成長の過程を幻想的なBGMとともに辿っていくことができます。

春のイメージ
夏のイメージ
秋のイメージ
冬のイメージ

展示コーナーには、訪れる度に変化を感じられる新たな“香りの空間演出”も加わり、春は『桜』(3月~5月)、夏は『新緑』(6月~8月)、秋は『紅葉』(9月~11月)、冬は『雪』(12月~2月)をイメージした香りで満たされます。水槽を訪れる時期によって違った香りを楽しむことができ、まるでクラゲたちの世界に入り込んだような没入感たっぷりの癒しの空間となっています。

場  所2階 神秘の海ゾーン クラゲ大水槽「くらげ365」

生命の新世海:IWASHI LIFE

約20,000匹のマイワシがBGMに合わせて力強く群れ動くIWASHI LIFE。過酷な自然界をマイワシたちが日々逞しく生き抜く姿を表現した迫力のパフォーマンスです。マイワシたちが、群れでダイナミックに動き、あたかもひとつの生物のようにさまざまな形に変化するようすは生命の逞しさを強く感じさせてくれます。

場  所2・3階 出会いの海ゾーン
「出会いの海の大水槽」
時  間①10:00/②12:00/③14:00(各5分程度)
※生き物の状況により、内容が変更となる場合がございます。

驚きの新世海:オーシャンテラス

2023年3月、“もっと近くで、もっと驚きを”をコンセプトに、屋外施設が開放感あふれるオーシャンテラスにリニューアル。エリア内にあるフンボルトペンギン、カリフォルニアアシカ、ミナミアメリカオットセイの水槽は、さまざまな角度から動物たちを観察できるように設計され、人と生き物たちとの新しいつながりを生み出します。

オーシャンテラスでは、アシカが観覧エリアをパフォーマンスを披露しながら歩く『アシカのおさんぽタイム』をはじめ、生き物たちが食事をする様子を観察しながら生態や魅力を知ることができる『もぐもぐタイム』といったプログラムを毎日開催中です。

アシカのおさんぽタイム
ペンギンのもぐもぐタイム
場  所驚きの海ゾーン 「オーシャンテラス」
プログラムスケジュールカレンダー をご参照ください。

小さな輝きの新世海:きらめく珊瑚礁の魚たち

スズメダイ類やチョウチョウウオ類を主とした約40種3,000匹のカラフルな魚たちが暮らす水槽「きらめく珊瑚礁の魚たち」。演出用のフルカラーLED2灯を新たに導入し、水中に1,377万色の光の表現が可能になり、これまでにない青々とした透き通った水槽で彩り鮮やかな魚たちが魅せる、華やかな海の世界をどうぞお楽しみください。

スズメダイ類が群れる様子

自然環境により近い展示を再現するため、捕食者となるハタ科の仲間“タマカイ”(最大2mに成長、現在は約40㎝)の展示をはじめ、スズメダイたちが水槽内を躍動的に広く群泳する様子や、枝サンゴに身を潜める様子などを観察することができます。

デバスズメダイ
ルリスズメダイ
タマカイ
サザナミヤッコ
場  所3階 悠久の海ゾーン 「きらめく珊瑚礁の魚たち」
※状況により、生物が変更となる場合がございます。

夜の新世海:NIGHT AQUAWORLD

昼間とは異なる雰囲気の中、生き物と海の世界が作り出す幻想的な空間は、訪れた人々を新たな“夜の新世海”へとお連れいたします。

開催日毎週土曜日
※9月14日、21日は日中営業時間が19時まで延長となるため、実施いたしません。
開催時間18:00~20:00(最終入場19:00)
夜間営業の入場には“NIGHT AQUAWORLD”入場WEBチケットが別途必要となります。
飼育種類数日本一を誇るサメ展示 ~Moonlight Shark~
夜限定の演出照明となった“サメの海1”水槽

「NIGHT AQUAWORLD」では月明かりをイメージしたスポット照明により、昼間の展示とは異なるサメたちの神秘的な陰影や迫力のある姿をお楽しみいただけます。多種多様なサメの飼育展示や調査研究を長年重ねてきた当館だからこそ表現できる、新たなサメの魅力が詰まった水槽をご覧ください。

「出会いの海の大水槽」 ~Sea life healing~
夜限定の演出照明となった“出会いの海の大水槽”

親潮と黒潮が出会う茨城沖の豊かな海を再現した「出会いの海の大水槽」では、約20,000匹のマイワシたちを中心に約80種類の生き物たちを展示しています。「NIGHT AQUAWORLD」では静かな夜の海をイメージした、濃淡ある青い照明が水槽全体を照らします。夜の水槽では、マイワシたちは身を守るためぐっとかたまることで群れの形が鮮明になり、夜空に浮かぶ天の川のような動きを見せてくれます

オーシャンナイトライブ ~MEETS the BEATS~
オーシャンナイトライブ“MEETS the BEATS”

夜間限定の「オーシャンナイトライブ」は、光と音楽、そして映像に合わせ、イルカやアシカたちが幻想的な空間を作り上げるプログラムです。

オーシャンナイトライブ~MEETS the BEATS~は「生き物と音楽、そしてお客様との出会い」をテーマに、軽快な音楽を演奏するアニメーションを背景に、イルカは得意のジャンプを、アシカはリズミカルなパフォーマンスで会場を沸かせます。お客様の手拍子でさらに会場は一体となり、心踊る特別な時間を動物たちと一緒にお楽しみください。

開催場所4階 オーシャンシアター
開催時間5月~8月(19:15)、9月~4月(18:15)約20分
※生き物の状況により、内容が変更となる場合がございます。